長らく歯科技工が技術・知識に裏打ちされた手技の職であった時代から、デジタル設計や機械加工にシフトする現在であるが、歯科医療自体のなすべきものは普遍である。治療における過程の作業である歯科技工物製作は本来補綴治療の上で独立せず、一体であることを忘れてはならない。
臨床において患者ごとに一口腔単位で診査診断し治療計画を立案し、それに沿った適切なワークフローを歯科医師・歯科技工士が一体となって実施し、目標とする治療結果を提供することがより良い歯科治療につながり、その中で審美性、機能、構造、生体との調和を得て長期的に安定した口腔環境の再構築、維持を設計するために歯科技工士が持つ責務は大きい。
しかしながら技工作業のデジタル化に伴って、このような視点が急速に薄れつつあると感じており、場当たり的な部分治療の繰り返しによる崩壊に進む口腔状態を目にすることは稀ではないことから、歯科技工士が持つべき診査診断の知識、設計理論を学ぶ場の必要性を強く感じている。無論これはデジタルワークフローを否定するものではなく、逆に診査診断、設計、教育として相性の良いものであるので、現段階で実施可能なデジタルワークフローを用いて研修を進めることが望ましい。
本セミナーでは技工手技による実習会ではなく、臨床にそのまま活かせる診査診断基準、考え方を学び治療シミュレーション制作から診断用ワックスアップ設計による設計、チェアサイドとコラボレーションするためのワークフロー、各補綴物の設計を多くトレーニングしPCによるデジタルワークフロー実習会を主として開催する。
その中でデジタルワークフローに不慣れ、これから導入したい、技工士歴が浅い層のフォローのために、プリセットコース(環境準備)、スタートアップコース(月一回:土日、3回全6日間)を企画し、その後に中級者以上に向けての基本コース(月一回:土日、6回全12日間)を開催し、その後、特殊設計、高難易度、全顎症例、審美修復特化などアドバンスセミナー年3回程度(土日、計6日間)を企画し、その他に修了生の懇親や情報交換、スタディグループ、企画セミナーなどに発展することを想定したいと考えている。
症例に向かうにあたり歯だけではなく、歯周組織、歯列弓、咬合平面、咬合高径、顎位、骨格について基準を理解し現状の口腔環境の状況を分析することを学びます。
現状の病態に至る、病因を考察、推測し改善のアイディアを持てるように
一口腔での診査診断・病因を把握し、治療後の長期の安定した予後のために補綴設計にて改善を具現化する。
今後主流となる、CAD設計にてこれまでの診査診断、治療計画、補綴設計が行えるよう研修は全てDigital Workflow にて
セミナーについて、詳しくは [メールアドレス] までお問い合わせください。